VirtualBoxへのRockyLinux8.5のインストール~その2~

Rocky Linux

VirtualBoxで作成した仮想マシンにRockyLinux8.5をインストールします。
VirtualBoxでのRockyLinux用仮想マシンの作成は、以下の記事を参照してください。

RockyLinuxのISOファイルのダウンロードは、以下の公式サイトからダウンロードしてください。

Rocky Linuxの起動

「起動(T)」をクリックするとRockyLinuxが起動します。

60秒以内にキーを押して、カーソルを「Install Rocky Linux 8」に移動します。

どこを選択しているのか分かりにくいですが、「Install Rocky Linux 8」という風に「I」だけ色が違います。

TABキーを押すと、下のほうに> vmlinuz initrd=initrd.img ...と表示されます。

... quiet」の後に、スペースを入れてから「inst.resolution=1280×720」と入力して、Enterキーを押します。

> vmlinuz initrd=initrd.img inst.stage2=hd:LABEL=Rocky-8-5-x86_64-dvd quiet inst.resolution=1280x720

しばらくすると、インストーラーが起動します。

使用する言語を選択してから、右下の「続行」をクリックします。

インストーラーでは何故かマウスポインタが見ずらい(見えない)です。
TABキーとキーを使って設定してください。

ここからは必要な項目のみ設定します。

インストーラーが途中で切れてしまう場合の対処方法

上の図のようにインストーラーが途中で切れてしまう場合は、VirtualBoxの設定でグラフィックスコントローラーを「VBoxSVGA」に変更してください。

そのうえで、再度RockyLinuxを起動してから

  1. Install Rocky Linux 8」を選択
  2. TABキーを押す
  3. ... quiet」の後に「 inst.resolution=1280x720」を入力
  4. Enterキーを押す

を行ってください。

システム

インストール先(D)必須

パーティションは自動パーティション設定にするので、インストール先が間違っていないかだけ確認します。

  • ローカルの標準ディスク:ATA VBOX HARDDISK

パーティションを変更する場合はここで設定します。

ネットワークとホスト名(N)

右上のトグルスイッチを「オン」にします。
しばらくすると、「接続済みです」と表示されます。

ホスト名が決まっている場合は、左下の「ホスト名(H)」にホスト名を入力してから「適用(A)」ボタンをクリックしてください。

ネットワークに接続できない場合

VirtualBoxのネットワーク設定は「割り当て(A)」を「ブリッジアダプター」にしてください。

ソフトウェア

ソフトウェアの選択(S)

とりあえず、最小構成でインストールして、後で必要なソフトウェアをインストールします。

  • ベース環境:最小限のインストール

RockyLinuxインストール時のソフトウェア構成は基本的な機能のみにして、必要なソフトウェアは後で追加するのが良いと思います。

地域設定

キーボード(K)

日本語キーボード以外を使っている場合のみ、設定変更が必要です。

インストール時に使用する言語で日本語を設定した場合、キーボードレイアウトが自動的に日本語キーボードに設定されます。
私は英語キーボードを使っているので、キーボードレイアウトを変更します。

左下にある「+」ボタンをクリックします。

「キーボードレイアウトを追加」ダイアログが表示されるので、「英語(US)」を選択して、「追加(A)」ボタンをクリックします。

」ボタンをクリックして「英語(US)」を一番上にしてから、「完了」ボタンを押します。

時刻と日付(T)

  • 地域(R):アジア
  • 都市(C):東京
  • ネットワーク時刻(N):オン

「ネットワーク時刻(N)」は「ネットワークとホスト名」の設定が完了していないとオンにすることができません。

ユーザーの設定

rootパスワード(R)必須

rootパスワードを設定します。
rootパスワード(R)」と「確認(C)」に同じパスワードを入力します。

ユーザーの作成(U)必須

一般ユーザーを作成します。
ユーザー名はログイン時に使用する名前、フルネームはほとんど使用しないのでユーザー名と同じでも構いません。

  • フルネーム(F):rocky user
  • ユーザー名(U):rocky
  • このアカウントを使用する場合にパスワードを必要とする(R):チェックあり
  • 「パスワード(P)」と「パスワードの確認(C)」に同じパスワードを入力

インストール

右下の「インストール開始」ボタンをクリックするとインストールが開始されます。

「インストールが完了しました!」と表示されたら、右下の「システムの再起動(R)」ボタンをクリックして、再起動します。

しばらくすると、RockyLinuxが起動して、ログインプロンプトが表示されます。

以降の設定は、rootユーザーで行う必要があります。

パッケージマネージャー(dnf)の設定変更

並列ダウンロード数と最速のミラーへの接続

システムアップデートをする前に、並列ダウンロード数の設定と最速のミラーサーバーへの接続設定を追加します。この設定によりダウンロード時間が短くなります
設定ファイルは「/etc/dnf/dnf.conf」です。

  • 並列ダウンロード数の設定:max_parallel_downloads=10
  • 最速ミラーサーバーへの接続:fastestmirror=True
/etc/dnf/dnf.conf
[main]
gpgcheck=1
installonly_limit=3
clean_requirements_on_remove=True
best=True
skip_if_unavailable=False
max_parallel_downloads=10
fastestmirror=True

rootユーザーでdnf -y upgrade」を実行して最新版にシステムをアップデートします。

SELinuxの無効化

RockyLinuxはデフォルトでSELinuxが有効になっています。

# getenforce
Enforcing
#

設定変更の際、変更箇所が多くなってしまうので無効化します。

/etc/selinux/config
# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
#     enforcing - SELinux security policy is enforced.
#     permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing.
#     disabled - No SELinux policy is loaded.
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of these three values:
#     targeted - Targeted processes are protected,
#     minimum - Modification of targeted policy. Only selected processes are protected. 
#     mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted

再起動後、SELinuxが無効になっていることを確認します。

# getenforce
Disabled
#

ホスト名の変更

インストーラーでホスト名を設定し忘れてたので、hostnamectlコマンドで設定します。
uname -nでホスト名を確認することができます。

# hostnamectl set-hostname ホスト名
# uname -n
localhost.localdomain
# 
# hostnamectl set-hostname rockylinux
# 
# uname -n
rockylinux
#

Web管理コンソール(cockpit)のインストール

Redhat系LinuxにはcockpitというWeb管理コンソールがあります。
いろいろ便利そうなのでインストールしておきます。

インストール

# dnf -y install cockpit

サービス自動起動設定

# systemctl enable cockpit.socket --now

Firewall設定

cockpitサービスのポートが解放されている場合は、そのままで良いです。

# firewall-cmd --list-service
cockpit dhcpv6-client ssh
#

以下のコマンドでポートを開放します。

# firewall-cmd --add-service=cockpit --permanent

successと表示されたら、ファイアウォールをリロードします。

# firewall-cmd --reload

cockpitへのアクセス

Webブラウザを起動したら、URL欄に「https://サーバーのIPアドレス:9090」と入力すれば、cockpitのログイン画面が表示されます。

サーバーのIPアドレスが分からない場合は、以下のコマンドで確認することができます。

# ip route
default via 192.168.150.1 dev enp0s3 proto dhcp metric 100 
192.168.150.0/24 dev enp0s3 proto kernel scope link src 192.168.150.109 metric 100 
#

また、サーバー起動時にcockpitサービスが起動していれば、ログインプロンプトの上にWeb管理コンソールのURLが表示されます。

以上でRockyLinuxのインストール完了です。

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